熊本県教育委員会、2007年4月から初の民間人出身の「校長」を登用。
県教委:民間人校長に元肥後銀行部長 4月から県立高で登用へ

県教委は2007年1月31日、4月から登用する民間出身の学校長に元肥後銀行監査部長の横尾武弘さん(55)を内定した。
1日付で県立第二高教頭に採用、約2カ月間の研修期間を経て県立高校の校長に採用する方針。任命先は3月中旬に決める。

昨年11月から、民間の組織経営力や公務員にない発想を持つ人材を公立学校長に採用するため、県内企業や経済団体に推薦を打診。肥後銀行が横尾さんを推薦し、試験を経て採用が決まった。民間人校長の採用は九州・沖縄では福岡県に続いて2例目。

県庁で会見した横尾さんは「55歳を人生の一区切りとして決断した。人を育成する仕事はやりがいがある。教師一人一人の良さを生かし、子供の成長をサポートする環境を作りたい」と抱負を語った。

横尾さんは、宇城市豊野町で育ち、熊本市の熊本マリスト学園高卒。広島大工学部卒業後の77年4月、肥後銀行に入行した。山鹿東や北九州の支店長、総合企画部副部長などを歴任し、06年6月から監査部長。実父は教員で、佐賀県内の小学校で校長を務めたこともあるという。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070201-00000155-mailo-l43 Yahoo!ニュース毎日新聞より抜粋

民間人校長は、2000年4月の学校教育法施行規則改正に伴う資格要件の緩和で教員免許を持たず、教育に関する職に就いた経験がない公務員や民間企業出身者なども校長に登用できるようになった。06年4月までに四十都道府県・市が112人を採用。九州で民間企業からの校長を採用するのは福岡県に次いで2県目。
県教委は、マネジメントなど民間のノウハウを、学校運営や地域などとの連携に生かそうと、11月から県内主要企業などに人材の推薦を打診していた。

1/31くまにちコムより抜粋
やっと…という感じです。
しかし、硬〜い、熊本県教育委員会からすれば、一応九州で2番目ということですから、一定の評価に値出来ると思います。
それにしても、まずとりあえずは…という感じで「高校」ですか…。出来ればこの方がPTA活動経験者であって欲しかったという点です。むしろ「そこ」が一番必要かも…しれません。

近い将来、中学校や小学校に、このような人材登用を推し進めて下さることに期待します。
なお、小中学校の校長登用時には、高校とは全く違いますので校長だけでなく、その校長の下の教頭職にも、必ずセットで民間人を充てて欲しいと思います。
でなければ、せっかくの校長が思い切って動けないという事態になってしまいますので…。

そして、
民間人を登用することは、管理職にだけでなく、全ての教職員レベルで実施して頂き、尚且つ「頑張る教諭にはスーパーティーチャーという位置を作って」あげねばなりません。
何故なら、やはり既存の教諭の方々にもプロとしての誇りやプライドがありますので、「面白くない」と思ったり、「やってらんない」と思ってしまったりしてしまうことです。全体の「士気」に影響がありますので、並行して実施しなければバランスが崩れてしまいますので。